[尾下研究室][研究テーマ] [English]



マルチタッチによるキャラクタ操作インターフェース

Multi-Touch Interface for Character Motion Control



提案手法によるキャラクタ操作の例。複数の任意の部位をタッチして動かすことで、さまざまな動きを操作できる。

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本論文では、マルチタッチデバイスを用いて、利用者がキャラクタの部位をタッチして動かすことにより、キャラクタにさまざまな動きを行わせることができるインターフェースを提案する。本研究では、Style-based IKの手法を用いて、マルチタッチ入力にもとづき、姿勢を生成する。しかし、従来のStyle-based IKには、異なる種類の動作の姿勢を一つの学習モデルで表現することができない、部位の位置を連続的に変化させても出力姿勢も滑らかに変化するとは限らないため不自然な動作となる可能性がある、といった問題がある。本研究では、一般に利用者がキャラクタを操作する場合、姿勢を変化させる姿勢制御と、パンチやキックなどの何らかの型のある動作を行わせる動作制御の2種類の制御があることに注目し、姿勢制御、及び、各動作の動作制御に、異なる学習モデルを使用する。また、両制御において、学習モデルを用いた姿勢計算方法を使い分ける。使用する学習モデルは、利用者の操作に応じて自動的に切り替えられる。また、より自然な動作を実現するため、物理シミュレーションを用いた追従制御を適用する。本研究では、提案手法をWindows 7 Touch APIを用いて実装し、実験を行った。


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